測度0なブログ

数学、映画・本の感想・解釈 あくまで個人の見解です。

君たちはどう生きるか〜垣間見る実存主義的思想〜

前々から気になっていた君たちはどう生きるか、を本屋で見かけたので購入してみた。

 

https://www.amazon.co.jp/君たちはどう生きるか-岩波文庫-吉野-源三郎/dp/4003315812

 

漫画にもなっており宮崎駿が制作している映画の題材にもなっているそうな。ミーハーな私は早速読んでみた。ざっとしたあらすじとしては中学生のコペル君が日常で起きる様々な出来事からこの世界についてまた自己の生き方をおじさんとともに思索していくというものになっている。

一番感じたのは中学生の頃にこうゆう類の書物に出会っていたかったということだ。コペル君と同い年くらいの頃は何をしていただろう?多分、部活に明け暮れていてこの世界全体など自分に関係のないどこか他人事のように感じていた。特に考え事などしなかったし今が楽しければいいやということくらいに思っていた。ほんと餓鬼だった…世界の中心は自分でありコペルニクス的ではなかった。私も、もっと早くこのような書籍に出会い、実存主義的な考えに触れたかった。まぁ、後悔してもしょうがない。今は今でそれなりに満足している。

 

今の私が読んだ感想としてはまぁ、そうですよね〜くらいなものだ。

自分に仮に子供ができたとしたら中学生くらいの時に是非読んでもらいたい。