測度0なブログ

数学、映画・本の感想・解釈 あくまで個人の見解です。

就活〜本当のお前はどこにいる?〜

現在、私は絶賛就活活動中だ。院に進んだときは博士に進む気が満々であったのだが学習が思うように進まないのもあってモチベーションが落ち始めている。後々、慌てて就活をしなようにするためにも今動いてみてはいるが自分がやりたいことを見つけようと考えていくにつれてどんどんと深みにはまっていっている感覚に陥っている。

 

高専時代の先生の話なのだが先生同士での自己紹介をする機会があった。その時、国語の先生であるS先生は

「私は自己について知っていることは何一つとしてない。したがって私はあなた方に言うことは何もない」

と言って場を凍りつかせたレジェンドを残している。

これには私も同意だ。今までその場その場で自分なりに考えてきたが私は私というものをはっきり掴めないでいる。

そんな迷える子羊たちのために就活というと自分をまずしっかりと知る自己分析というものを行うことが推奨されている。これによって自分がやりたいことや軸などをはっきりさせるのだ。この自己分析というものは過去の自分の行動や考え方を振り返り昔そうだったから今もこうでしょ?というやり口で行う。しかし、昔の行動原理と今のそれが一致しているだろうか?やりたいことや考え方など逐一変化していくなのが人間なのではないだろうか?(過去を振り返ることだけが自己分析なわけではない)

 

とりあえず今の自分はせっかく学んだ数学またはその考え方を生かせるITか金融特にクオンツで就活をする予定だ。

そもそも数学を勉強しようとしたきっかけはその応用の広さに感嘆したからだ。様々な工学分野において数学は顔を出してきてこれをマスターしておけば何でもできるように違いないというモチベーションでやっていた。ここまで深くやるとは自分でも想像していなかったが…

まぁ、とにかく応用を意識してやっていたのでその通りに進んでみようというわけなのである。

最近、思うのだがある程度までやれば数学的な考え方というものは身につく。そして自分はある程度までやった領域にまでこれたのではないかと感じている。博士に進まないとしたら自分は今何をしているのだろう?まぁ、少なくとも重川

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を読み終わるまでは数学と戯れてみるか。