測度0なブログ

数学、映画・本の感想・解釈 あくまで個人の見解です。

数学メモ

f,gをそれぞれ\textbf{R}上のリプシッツ連続な関数とする。すなわち

^\exists L\gt 0 \hspace{3pt} s.t.|f(x)-f(y)|\lt L|x-y|\hspace{5pt} ^\forall x,y\in\textbf{R}

 

この時、F=max\{f,g\}もまたリプシッツ連続となる。少し回りくどいかもしれないが証明してみる。

最初にfをリプシッツ連続として

          f^+:=max\{f,0\}

がリプシッツ連続となることを示す。f^+(x)=f(x)とする。f^+(y)=f(y)の時は明らか。

f^+(y)=0とする。この時、f(x)\gt 0,f(y)\lt 0であるので

         |f^+(x)-f^+(y)|\le|f(x)-f(y)|\lt L|x-y|

したがってf^+はリプシッツ連続となる。一般の場合については

                   F-g=max\{f-g,0\}

を考え、f-gはリプシッツ連続であるので上段の議論よりF-gはリプシッツ連続となり最終的にFがリプシッツ連続となることが分かる。

 

もっとスッキリ証明できそうだがどうだろうか?